木曽の便り

黒沢口登山道整備

Toboku.jpg(黒沢口登山道整備)

かつては黒沢口を登る車道は千本松までで、そこから歩いて登山していましたが、今は六合目まで車道があり、別ルートで御嶽ロープウェイがあるので、千本松から六合目までの登山道を歩くのは、一部の御嶽信仰の教会・講社だけとなり、登山道は荒廃しています。そこで、今年はこの登山道を整備することにしました。

今日(5月30日)は朝から天気がよく、御嶽山だけでなく、乗鞍岳もよく見えました。六合目の駐車場に行くと黒沢口案内人組合の人たちがすでに集まっていました。木曽町三岳支所の参加者が来た後で、開始の挨拶をして、登山道整備を始めました。参加者10人のうち4人は百間滝の山道整備に行き、6名が千本松から六合目までの登山道整備を行いました。

登山道に入ってしばらく行くと倒木が道を塞いでいました。チェーンソウで切断して、通れるようにして進みました。予想以上に倒木があり、中には切断すると跳ね上がる倒木もあり、熟練者でないと危険な作業であると実感しました。左の写真の倒木の右上の根元のあたりには巨石があり。倒木の根元を切断したら巨石が少し動きびっくりしました。

Toboku2.jpg右の写真のように切断した倒木が巨石を支えつつ道を塞いだので、この倒木をどう片付けるのが問題になりました。倒木にロープをかけ、慎重に切断してひっぱたところ、巨石が道に落ちてきたので慌てて逃げたので、その瞬間の写真を撮ることができませんでした。幸いに巨石は道を転げずに、道の傍らの斜面に転げて止まりました。

白川大神のところで休憩して、市民タイムスの取材を受けました。

この登山道には三笠山という社がありますが、それを建立した金峯山出生元組教会の12名の方々に登山道整備に加わっていただきました。名古屋から昨夜来て、教会の護摩堂に宿泊されたということで、少し遅れて参加されました。三笠山の周辺の整備をした後で、千本松まで降りました。

三笠山から千本松までの道は人為的に破壊されているので、六月に木製の階段を設置したり、排水溝を設けて歩きやすい登山道に整備する予定です。


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