10月22日に再春館製薬所の「御礼の会」にお招きいただいたので、熊本まで行ってきました。少し早く着いたので、全国伝統薬連絡協議会の事務局の方々に再春館製薬所のオフィスを案内していただきました。熊本空港のすぐ近くの小高い丘一帯が再春館製薬所の敷地で、この中にオフィスと製造関係の建物があります。オフィスの建物は野球場位の広さがあり、1フロアに製造以外の全従業員の席があります。右の写真は2階からオフィスの一部を撮ったものです。会長を始めとする経営陣の席もこのフロアの一角にあり、他の従業員の席と同じに見えるので、説明を受けないと会長席とは思えません。電話注文を受けている様子が2階から一望できます。

2階には食堂があり、ここから1階に降りていく通路に左の写真のように薬師寺の大谷徹状奘師直筆の言葉がありました。時折、講話を受けているようです。従業員が私たちに必ず挨拶する姿を眼にして、社員教育がしっかりしていると感心しました。

オフィスに隣接する建物のホールに会社の歴史を記述したパネルが展示されていましたが、わずか２０数年の間に時代を先取りして急成長された様子や返品の山を築いた逆境を教訓として、さらに清聴を遂げた様子を知ることができ、大変参考になりました。向上の建物の側壁と天井は太陽光発電のパネルで覆われており、環境問題への対応をすでに着手していました。

御礼の会は6時から外の広場で始まりました。会長の力強い挨拶の後に、知事の祝辞などがあったのち、宴会がはじまりました。熊本名物の馬刺しや様々な食べ物の屋台が設置されており、珍味美味を堪能致しました。

翌日は工場を案内していただきましたが、素晴らしい設備で、時代を先取りする先見性と、良い製品を安心・安全に提供するという基本が徹底されていることが強さの秘訣であると改めて認識いたしました。

このような機会を与えていただきました再春館製薬所には感謝申し上げます。