木曽の便り

埼玉の御嶽神社鎮火星祭大祭

Tajima1.JPG(埼玉の御嶽神社鎮火星祭大祭)

さいたま市の田島にある御嶽神社の鎮火星祭大祭に行ってきました。ご案内によると「鎮火星祭大祭は一年のけがれを火に沈め来る年の星をお奉りし、厄除けと開運を祈るために行われるもので、崇敬者の安全、家内安全、交通安全、福徳迎運、無病息災等諸々一切を祈願する神事」とあります。

Tajima2.jpg1時から神事が始まりましたが、私は所要のため少し遅れて参列しました。既に信者の方たちで神殿内はいっぱいでした。この神社の大祭では玉串奉天のときに信者も左の写真の中央の通路を進んで神棚の前でお参りができます。多くの講社の神事では祭主・祭員以外はここまで進めません。

玉串奉天がすむと信者たちは外に出て火渡り神事に参加するために外に出て待ちます。山田國光宮司が神殿からろうそくを入れた箱を持ってきて、火渡り神事が始まります。最初に九字を切って祈祷が始まり、積み上げられた松を清め、神殿から運ばれたろうそくで点火していきます。火が燃え盛るまでの間宮司は鈴を鳴らし、祈祷を続けます。燃え盛った後に、満遍なく広げて、完全に燃え尽きたときに宮司が渡りました。まだ熱くて普通の人ならやけどをしたと思います。急に渡り始めたので、写真を撮ることができませんでした。その後に塩で清めて、信者たちが火渡りをする準備ができました。私もはだしになって信者たちと火渡りをして祈願をしました。熱くはなく無事渡ることができました。

Tajima3.JPGTajima4.jpg

田島の御嶽神社には市の文化財に指定されている普寛行者直筆の掛け軸があります。この御嶽神社の歴史、文化遺産については季刊誌「やまみち102号」で紹介する予定です。


日野製薬オンラインショップ