木曽の便り
御嶽山の登山道整備を実施して
昨日(7月4日)木曽ユネスコ協会主催・木曽御嶽奉仕会共催で御嶽山の山道整備を実施しました。王滝口に瀬戸普王滝村長、村鳥邦夫御嶽教管長をはじめとする62名、黒沢口には本南木曽町観光協会長、武居哲也木曽御嶽本教管長を始めとする52名が参加して8時から登山道整備を開始しました。私も黒沢口の整備に加わりました。
スノボーのオリンピック選手の千村格氏も整備作業に加わって、雨水が流れるようにスコップで土砂を取り除いたり、枕木を支える鉄の楔が緩んできているところをハンマーで叩いたり、山道をふさいでいた倒木をチェーンソウで切って取り除いたりして八合目まで行き、小休止しました。
八合目で三の池までの山道整備グループと分かれて、雪渓を横切りながら作業を継続しました。石室で小休止をしたころから雨が降り始めました。
頂上小屋で黒沢口から40名と王滝口から39名が合流し、和気藹々と昼食を取りました。その後で、剣が峰頂上に行き、手を繋ぎあって写真を撮りました。かなり雨がひどくなったので、不鮮明な写真となってしまいました。
大雨の中をロープ張りをして下山しました。ロープが切れているところは張りなおし、ロープがなかったところに、新たにロープを張って、視界の悪い悪天候の時の道しるべと歩行の補助となるように整備しました。八合目の女人堂で三の池整備から戻ったグループと再会しましたが、雪が多く作業が大変だったようで、疲れ切っていました。
枕木のある登山道の所に来ると、土砂を取り除いたところは、勢いよく水が流れており、整備の効果を確認できました。道にくぼみがあって水溜りができたところは、水の逃げ道を作りながら降りました。7合目から御嶽ロープウェイに乗って降りて、4時に解散式を行いました。達成した満足感と疲労とが混ざった様子でしたが、来年も継続と約束して散会しました。