木曽の便り

活け花・ハーブ演奏と神田紫の講談

Kandamu1.JPG(活け花・ハーブ演奏と神田紫の講談)

昨日は木祖村村民センターで真派青山流華道後援会主催、木祖村教育委員会と木曽ユネスコ協会後援の「神田紫講演会」があり、約100名の村民が参加しました。

Kandamu2.JPG最初に真派青山流家元の上條香月氏が活け花のデモンストレーションをしました。倉沢信子氏のインディアンハーブの演奏にのって、上條氏が、野生の草木で覆われていたところに、次から次へとユリなどの花を手際よく活けていく様は見事でした。このように大掛かりな活け花を見るのは初めてですが、写真のように見事に調和が取れた作品ができあがりました。
途中で全体のバランスを見るとかいうことが一切ないのは、恐らく上條氏の頭の中に出来上がりのイメージがあり、それに向かってただひたすら、花を活けていったものと思います。

続いて、神田紫講談師による「もったいない善兵衛」という講談がありました。生の講談を聞くのも初めてです。すぐに講談が始まるかと思っていたら、冗談を言ったりして会場の反応を見ながら、聴衆が盛り上がってくるようにしていく話術は見事でした。日本の「もったいない」という言葉には「3R(Reduce(削減), Reuse(再使用), Recycle(リサイクル))運動」とRespect(尊敬)を包含した意味が含まれているということから、世界共通語となって「もったいない運動」が広められています。神田紫氏は、この「もったいない運動」に共感し、その精神を子供たちに伝えるために、「もったいない善兵衛」という講談を創作しました。非常に分かりやすくできていると感じました。

最後に、倉沢信子氏のインディアン・ハーブの見事な演奏があり、非常に芸術的に豊かな時間を過ごすことができました。

終わった後で、出演者と実行委員の方々と記念撮影をしましたが、写真の掲載は割愛します。


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