キハダ

キハダの苗木が木曽に来ました!

hino_blog_210504_kihada1.jpg(キハダの苗木が木曽に来ました!)

昨日木祖村の本社まで運んできたキハダの苗木。

夕べは車庫に保管したものの、木曽の慣れない寒さで、どのようになっているか朝から心配です。

  

出勤してすぐ、朝8時から車庫の外に出し、水やりをしました。

  

朝一、車庫を開けて見た時は、千葉県にいた時よりは少しだけ元気がないかな?という感じ。

でも日当たりの良いところに出して、パレットの上に乗せ、水やりをすると、ぐんぐん元気になりました。

各ポリケースについて、下から水が出て来る程度の量の水をやり、その後、葉の上からもジョウロで水をやりました。

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さて、このキハダの苗木ですが、昨日引き取り先の方に伺い、下記のことが分かりました。

  

・種の採取地:奈良県の山添村

・育苗地:千葉県の柏市

・育苗方法:ポリケースに、秋に播種し、翌春に発芽。今年で2年目。育苗中は通年を通して外に保管。

  

奈良県のキハダの種が、千葉県で苗木まで育ち、何をご縁に、遠い長野県の木曽まで来たのか・・?千葉県の燦燦とした明るい太陽のもと、元気に育っていた苗木です。これから大木に成長するまで木曽の土や水で育つことになります。とにかく頑張ってほしいなぁと思います。でも、今朝の水やり後の活き活きとした雰囲気を見ると、何とかここにも適応していけるかもしれない、といった感じがします。

  

今朝の木祖村の気温は1度だったようですが、日中は幸いにも一日中晴れで、気温も20度位までは上がるようです。移動の翌日がこんなに天気の良い日で良かった。太陽の光をしっかりと浴びて、早くここの気候に慣れて欲しいです。

  

なお、キハダは、この辺りは大木が多く、葉をしっかり眺める事ができません。

また例年弊社で植樹をしている時は、まだほとんど葉が出ていない苗木です。

  

しかし今回の苗木なら、背が低いから葉が見られる!・・・ということで、朝からまじまじ、じーっと、色々な生育段階の葉を眺めては、写真を撮り、趣味の世界を繰り広げています。

  

長細くとがった葉と、丸味のある葉と、色々あるような気がします。それからしわがより深く入っている葉と、そんなに入っていない葉があります。枝はいずれも赤いです。香りはあまりしないようです。雌雄異株のキハダですが、今から雌雄を見分ける方法があるのかな? ?知りたいことだらけです。

  

今日から植樹の日まで、毎日眺められると思うと楽しみです。

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