木曽の便り
奈良井夏祭り
毎年8月11、12日に奈良井の夏祭りがあります。
11日の朝に、格子や蔀(しとみ)戸を取り外し、簾をかけ、提灯を飾ります。
12日が本祭りです。
昼過ぎに鎮神社からご神体を遷座した神輿が出ます。お祭りの行列は裃を着用した下町の囃子方、獅子屋台、上町の囃子方、武者行列、神官、神輿、中町の囃子方、御神馬の順に並び、下町の八幡神社までいきます。
お祭りの行列が近づいてくると各家は簾を外し、神さまのお迎えをします。
各町の囃子方が30メートルくらい進んでは止まって演奏をします。動画は中町の囃子方の演奏です。
獅子屋台は山側の家と川側の各家の前に止まって、各家の繁栄を願う舞をします。
隣の家の舞が終わった後に、中町の神社の方向に向きを変えて舞をしました。
神輿が止まった時に、子供たちや大人が神輿の下を数回くぐって安全祈願をします。
毎年このお祭りに写真を撮りに来る方がいて、今年も二人の方から前年に撮った写真を進呈されました。
夜10時過ぎに家の前を神輿が鎮目神社に向かって戻っていきました。