木曽の便り
木曽の郷土料理「大平」(おおびら)
大平すなわち「大いなる大地」を意味し、大地の恵みである野菜を集めて煮込んだものと解釈されている、年末年始・冠婚葬祭の時には必ず出され、「木手塩」(きでしお)という大平専用の漆器に盛られる料理です。
里いも、鶏肉、しらたき、しいたけ、人参、大根などを昆布やしょうゆなどで味付けしたお吸い物で、お祝い事の時には、三角に切り、仏事には四角く切って作ります。
何気なく食べていた【おおびら】ですが、調べてみたらお吸い物と書いてありました。私はずっと煮物だとばかり思っていたのですが・・・
母の作るおおびらがとてもおいしく大好きです。
撮影・記事/榊原