縁(えにし)

2017年5月

今年は、寒暖の差が激しく、四月に入っても寒い日があったので、木曽地域北端の旧楢川村地区や当社のある木祖村の桜は、連休が始まる頃から咲き始めました。大型連休期間中に観光地奈良井宿や木祖村の桜の名所(十王堂のエドヒガンザクラ、田上観音堂のしだれ桜)を訪れた人は見事に咲いた桜を楽しむことができたと思います。

連休後は桜に代わり、ピンクと赤色の桃の花、白いモクレンの花、黄色い山吹が街道沿いに咲いていて、道行く人の目を楽しませてくれます。当社の駐車場の奥にも赤色の桃の花、紫モクレンの花、山吹の花が咲いています。

この原稿を書いている今は、「目に青葉」の五月の中旬ですが、今年は季節の変化が遅れているので、周辺の山々が新緑になるのは五月の下旬と想定されます。

毎年のことですが、四月から五月にかけて自然の変化を楽しむことができる木曽は素晴らしい場所と感じています。

当社の創業者の日野文平が村長であった時代に、木祖村の発展のために政治家や行政に働きかけて、味噌川ダムを誘致し、上流・下流の交流の道を開きました。その中で、下流域の各世帯の水道代金のごく一部を、源流地域の維持管理のための負担金とすることになりました。このときから木祖村は木曽川源流の里と呼ばれるようになりました。また、ダム建設の折に出た土砂を埋め立ててできた丘陵地にある「こだまの森」はキャンプ場、テニスコート、遊園地などがあり、大人も子供も楽しめる場所になっています。

その後も村と村民による地域社会の維持・活性化の取り組みにより活力ある地域となっています。ところが、人口減少の波が木祖村にも押し寄せ、今年の四月に3千人を下回る人口になりました。

当社は御嶽山の噴火の影響により厳しい状況が続きましたが、この流れを断ち切るために、昨年から東京の広告会社の協力を得て、ブランド力強化の取り組みを開始しました。広告会社の人たちに当社のことを理解してもらうために、過去から蓄積された様々な資料を整理し、情報提供をしました。この作業は結構大変でしたが、私も担当した社員も当社のアピールポイントを見直すことができて良かったと思っています。

ブランド力強化として今年度は以下のことを取り組んでいます。

  • Ÿ 商品パッケージの変更
  • Ÿ コーポレートサイト(HP)の一新
  • Ÿ ECサイト(ネットショップ)の一新

商品パッケージの変更の一つとして、昭和40年代に開発した普導丸のパッケージを誰もが手に取りやすいデザインに変更しました。

コーポレートサイトは4月14日に一新しました。当社の沿革・特徴・製品等について、分かりやすく魅力的に掲示しています。スマフォからも見ることができます。

このサイトの生薬ブログには、月に一回、高校時代の友人の市川董一郎氏が出版した「信州・薬草の花」から薬草についての市川氏の解説文と写真家栗田貞多男氏の写真を掲載しています。市川氏は中野市に内科医院を開業していますが、山野を歩くのが趣味で、その折に目にした薬草・毒草150種について、非常に親しみやすく解説をしています。

6月1日にECサイトの一新

今後も広告会社の協力を得ながら、日野製薬のブランド力を上げる様々な取り組みをしていく予定です。その結果の一つとして木祖村の人口減少歯止めに寄与したいと考えています。