日々の出来事

源流夏祭り 畑村先生の贈り物

Genryu.jpg(源流夏祭り 畑村先生の贈り物)

7月30日(土)午後3時から木祖村役場駐車場および体育館で源流夏祭りが行われました。時折雨が降る天気だったので、開会式は体育館の中で行われました。司会者の挨拶の後、中学生による吹奏楽の演奏があり、続いて、小学6年生による自作の歌の合唱がありました。

畑村洋太郎先生が主宰している危険学プロジェクトの中で開発された遊具、「リンク型ブランコ」、「新型遊動円木」を、畑村先生から私にやるから木曽地域の活性化に役立ててほしいという有難い申し出があり、木祖村の栗屋村長と相談した結果、木祖村こだまの森に設置することになりました。源流夏祭りでそのお披露目をすることになり、開会式の中で紹介され、畑村創造工学研究所を代表して手塚さんが遊具の説明をしました。

開会式の後に遊具を設置してある場所に行くと、すでに子供たちが試乗していました。最初はバラバラとしか来ませんでしたが、6時過ぎたころから行列ができるようになり、よほど楽しかったのか、何回も試乗する子供がいました。

動画はリンク型ブランコです。途中で二人の子供の連携が悪く止まりそうになりました。暗くなって中学生の女の子が試乗した時は、力を入れているように見えませんでしたが、不思議と大きく振れていました。何かコツがあるようです。

動画は、新型誘導円木です。開発者の近石さんが動くように左右に体を傾けていますが、全員がこのように方向を合わせると見事に左右に動きます。

誘導円木は7人乗ることができ、7人の動きが合うと激しく左右に動き、子供たちは歓声を上げて喜びました。

死亡事故などがあったため、遊園地から、箱型ブランコ、誘導円木、回旋塔が撤去されています。危険学プロジェクトの中で、これに代わる安全で子供たちに楽しんでもらえる遊具として開発された2つの遊具は、いずれも乗っている人の力だけで動きます。同乗者の力の方向が合わないと止まってしまいます。しばらく動かしているうちに子供たちは要領がわかってきて、見事に動かしていました。現在、回旋塔に代わる遊具を開発中で、今年の10月3日以降にこだまの森で試乗することができるようにする予定です。

8時半に550発の花火が打ち上げられ、祭りの幕を閉じました。


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