木曽の便り

寛霊場春季大祭

Fukansf0.jpg(寛霊場春季大祭)

毎年4月10日は御嶽山王滝口を開かれた普寛行者の墓所のある本庄市の普寛霊場で春季大祭が開かれます。昨年までは晴れのなかで行われてきましたが、今年は朝からあいにくの雨でした。

Fukansf2.jpg本庄駅の近くの市民プラザから先達、来賓(行政、商工会など)、写真のように親に付き添われた稚児の行列がお払いをしながら市内を練り歩きます。私も参加して歩いてみました。沿道の店から人が出てきて行列をお迎えします。本当に地域の人たちから普寛様のお祭として親しまれていることがよくわかります。約1時間くらい行進した後で、普寛霊場に到着しました。

すぐに普寛霊場の神殿で御嶽教の管長・役員、来賓などが参列して神事が執り行われました。その後に、本庄市の来賓の方たちによる餅まきがおこなわれました。

ちょうど花見の頃と重なる年もあり、一般の人たちも沢山訪れるお祭ですが、今年は雨のためか少ないように見えました。

敷地内のあちこちで護摩が焚かれ、お祈りが行われていました。毎年「秘剣刃渡り」をされる盛心講の講社長にお会いしたので、お話したところ今年は雨のため危険なので中止したということでした。

Fukansf1.jpg火渡りの行事は予定通り始まりました。先達たちが火の回りをお祈りしながら回ります。雨のためにぬかるんでいるので、足と裾回りが泥だらけになっていました。火がほとんど燃え尽きた頃に、竹の棒で歩きやすいように均しはじめます。火がくすぶっていて災が見えるのに、突然柴崎霊場主が火渡りを始めたのでびっくりしました。法力によるものと思います。その後で、右の写真のように先達たちや信徒たちにが火渡りをしました。

当社は店を出させていただいて、おそばの試食をしていただいたり、土産品の販売をして、お祭に協力をいたしました。


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