木曽の便り
木曽御嶽学術大会
11月3,4日の2日間に日本山岳修験学会主催で木曽御嶽学術大会が開催されました。当社もこの大会に協賛しています。
初日は木曽駒高原の木曽文化公園文化ホールにおいて宮家準先生の「木曽御嶽の登拝霊地」と菅原壽清先生の「木曽御嶽振興の意義」の記念講演と公開シンポジウムがありました。公開シンポジウムでは地元の講師の講演と伊藤良吉先生の「東海における御嶽講と霊神信仰」、中山郁先生の「普寛の開山活動と御座の成立」、時枝務先生の「北関東の霊神碑と木曽御嶽講」の講演とパネルディスカッションがありました。御嶽信仰について様々な視点からの講演があり、幅広く学習することができました。地元の講師の説明の中にも知らなかったことがあって、参考になりました。
2日目は木曽福島会館で研究発表がありました。知り合いの関敦啓先生の「御嶽行者の系譜と存在形態」の発表を聞くために会場に行きましたが、非常にたくさんの人が来ていて、会場はぎっしりと埋まっていました。地元でも御嶽信仰のことを知らない人が多いので、ずいぶん勉強になったと思います。
夕方から三河屋で懇親会がありました。隣の席に座った日本山岳修験学会の宮本袈裟雄先生とお話をしているうちに、長野高校の同級生と分かりびっくりしました。三河屋を設計したのも同級生の山本恒夫氏で不思議な縁を感じました。写真は木曽節を踊っているところを撮影したものです。
このような大きな大会を開催していただき、木曽御嶽山の魅力について全国からの参加者に広めることができたことは、誠にありがたいことです。主催の日本山岳修験学会に感謝申し上げます。