日野製薬は、江戸時代からこの地で「百草」と共に歩み続けてきました。
全国で長く愛され続けてきたこの薬の製法は、絶やしてはならない伝統だと考えています。
自然の産物である生薬は、常に状態が変化します。それでも品質を保ち、ベストな状態で皆様の元へお届けしなくてはなりません。一切の妥協を許さない厳しい薬づくりへの姿勢が不可欠です。この薬づくりに対する姿勢も、日野製薬の創業当時から変わらない伝統です。
日野製薬には、木曽御嶽で薬づくりを続けてきた何物にも代えがたい歴史と伝統があります。私たちには、この歴史と伝統を、次の世代へ引き継いでいく使命があります。
しかし、昔から伝わってきたことをそのまま繰り返すだけでは伝統の継承とは言えません。
常に努力して習得した技術をさらに磨き上げ、次の世代へと伝えることが本当の継承だと、日野製薬は考えています。
日野製薬の本社がある木曽は、生薬の原料となる薬草の宝庫です。
百草の生産が木曽で盛んになったのは、オウバクの原料であるキハダが豊富に採れたからでもあります。日野製薬の歩みは、木曽の自然から始まっているのです。
今日の日野製薬があるのは木曽の自然があってこそです。そんな思いから、私たちは登山道整備や、広報活動を通じて御嶽保全のための活動を行っています。
私たちはこれからも木曽の自然を守り、その自然から力を借りて、生薬製剤を皆様のもとにお届けし続けます。
社会との関わり